昨今の有線イヤホンは、「リケーブル」タイプが増えてきています。リケーブルとは、端子とケーブルが着脱作業ができるケーブルです。たとえケーブルが断線したとしても、別のケーブルと付け替えることで再度使えるようになるのが大きなメリットです。
本記事では、そんなリケーブルなカナル型イヤホン「SIMGOT EM2」を徹底レビュー。ご参考になりましたら幸いです。
※ この記事は、SIMGOT様からの商品提供でお送りしています。
【SIMGOT】EM2はどんなイヤホン?
今回レビューする有線イヤホン、SIMGOT EM2は、次のような特徴を持っています。
- インピーダンス:10Ω
- ヘッドホン感度:101dB
- 周波数応答の範囲:15Hz-40kHz
- 定格電力:3.5mmストレートプラグ付きの15mW
- 歪み度:<1% 101 dB
- チャンネルバランス:<1.5 dB (1000Hzで)
- ボーカリズムの原則:ダブルダイナミックドライバー
- ヘッドホンのカテゴリ:HIFI、ハイレゾ、モニター
その他、リケーブル、カナル型、遮音性の高い製品となっています。
実際に写真を交えながら、どんなイヤホンなのかをご紹介していきます。
【SIMGOT】EM2のレビュー
まずはパッケージから。
いつも使っているような安物のイヤホンとは違い、パッケージからしっかりとした作りになっています。
パッケージを開封してみると、イヤホンを収納するポーチ、およびイヤホン本体がキレイに入っています。
安物のイヤホンのように、最初からポーチの中に入っていません。ポーチのSIMGOTロゴもいい感じ。
箱の中から同梱物をすべて取り出しました。
同梱物は全部で4種類。イヤホン本体、ケーブル、ポーチ、取扱説明書とサンキューカード。保証書も同梱されていますので、無くさないように保管することをおすすめします。なにしろSIMGOT EM2は10,000円以上と安い買い物ではないため、万が一壊れたときの事も考えておいたほうが良いでしょう。
同梱物を見てお気づきかもしれませんが、この中にイヤーピースがありません。実はイヤーピースは、ポーチの中に入っています。
イヤーピースは全部で6セット。それぞれ予備のイヤーピースが1セットずつあり、サイズはS・M・Lの3つとなっています。余談ですが、ポーチの材質は革です。非常に手触りが良く高級感溢れる感じが個人的に気に入っています。
スケルトンカラーのイヤホン本体がカッコイイ
SIMGOT EM2はいくつかカラーが存在します。筆者のイヤホンは透明なブラックです。
カラーは全部で5種類。パープル、ピンク、緑、クリア、クリアブラック。個人的にはクリアカラーがお気に入りです。見た目も大人っぽく、高級感が漂います。
また、イヤホンにケーブルを装着する端子、およびイヤーピース装着端子がそれぞれついています。
細い端子がケーブル装着部分、太い端子がイヤーピース装着端子です。
それでは実際にケーブルを付けてみましょう。
ケーブル側とイヤホン側の端子をドッキング。この時向きに注意してください。
説明書を見るとわかりますが、ケーブルがインイヤーイヤホンタイプとなっています。そのため、耳にケーブルを引っ掛ける形となるので向きが逆だと装着感が悪くなります。
着用説明書も同梱されていますので、それに従ってケーブルとイヤホンを繋いでみてください。
イヤーピースとケーブルを接続したのが下記となります。
ケーブルは3.5mm AUXケーブル。強度と耐久性を高めるため、SIMGOT EM2のケーブルは弾力性のあるワイヤーが使われています。ケーブル自体が少し捻られた感じで、普通のケーブルと比較しても引っ張った時の強度が全然違います。
装着感も悪くない
インイヤーイヤホンはあまり使ったことはありませんが、装着感は悪くなかったです。
こんな感じでケーブルの先が少しクルッと丸まっているので、接続部分が反対方向だと耳にケーブルを掛けることができない様になっています。
肝心の音質は?
やはりワイヤレスイヤホンと比べると、音質は圧倒的に良いです。
特に高音域に強い印象で、シャリ感が若干強くシャキッとした音が楽しめます。少しだけ中音域と低音域が弱く、特に低音域が全体的にドン感が薄いという印象を受けました。女性ボーカルの曲と相性がいいかもしれません。とは言え、全体的なバランスは悪くないので自然な音を楽しめると思います。
その他、遮音性も高くカナル型イヤホンとしても合格点。3時間ほどつけて作業をしていましたが、不快感もなく長時間装着していても疲れないのが良かったです。
まとめ
ここまでSIMGOT EM2のレビューを行ってきました。個人的に良かった点は次の4点です。
- イヤホンとケーブルが取り外せるので、ケーブルがダメになってもすぐ交換して使える
- イヤホン自体の音質がグッド!長時間つけても疲れない
- カナル型イヤホンなので遮音性も高い
- クールなイヤホン、大人なポーチが安っぽさを感じさせない
10,000円以上と多少高く感じるかもしれませんが、それ相応の価値はあるイヤホンだと感じました。今、有線イヤホン選びに悩んでいる方は、一度SIMGOT EM2も視野に入れてみてはいかがでしょうか。