日本時間2019年6月4日に行われたWWDC 2019にて、WatchOS 6の発表がありました。WatchOS 5のリリースが2018年9月17日だったので、思ったより早いアップデートとなります。
そこで本記事では、WatchOS 6の配信日はいつになるのか、WWDC 2019で判明したアップデート対応機種、新機能や変更点などを徹底紹介しています。Apple Watchユーザーの参考になれば幸いです。
WatchOS 6ベータ版公開が6月に決定
WWDC 2019にて、WatchOS 6のベータ版が6月中に後悔されることが判明しました。その後βテストを経て、2019年秋頃にiOS 13やiPadOSと一緒の時期に配信される予定です。
なお、ベータ版は開発者用だけとなり、パブリックベータ版が利用可能にはならないと予想されています。つまり、一般ユーザーはβテストに参加することができず、正式リリースを待たなければなりません。
WatchOS 6の対応機種一覧
WatchOS 6は、次のApple Watchでアップデートが可能です。
- Apple Watch 4
- Apple Watch 3
- Apple Watch 2
- Apple Watch 1
現在発売されているApple Watch全てに互換性があります。
ただし、Apple WatchをテザリングするiPhone側では、iOS 6以降かつiPhone 6s以降という制限があるので注意してください。
WatchOS 6の新機能や変更点
WatchOS 6では、新しいアプリや機能が追加されます。WWDC 2019での発表で、特に目立っていると感じた新機能や変更点は次の5点。
- 専用App Storeの追加
- 文字盤の追加
- Siriの強化
- アプリの追加
- 健康周りの機能強化
WWDC 2019の発表内容を元に、どういった変更点や新機能となっているのかを、具体的に紹介します。
Apple Watchから使えるApp Storeが新規追加
WatchOS 5までは、iPhone経由でアプリをApple Watchにインストールしていました。しかし、Apple Watchで使えるかどうかわからないアプリも混じっているので、どうしても使い勝手が悪かったです。
しかしWatchOS 6で、ようやくApple Watch専用のApp Storeがリリースされます。しかも、iPhoneからではなくApple Watchから直接インストールできるように、App Storeが時計のほうに用意されることになりました。
Apple Watchからのインストールなので、アプリの検索はどうやるのか不安視されるかもしれません。2種類の検索方法が用意されており、Siriによる音声コントロールでの追加、そして落書き機能による文字での検索ができます。
基本的にApp Storeの作りはiOS版と変わりなく、アプリの説明からスクリーンショットの閲覧、レビュー評価の確認が可能です。
文字盤が数種類追加
WatchOS 6では、新しい文字盤が数種類使えるようになります。
デザイン、ファッション性を高めた文字盤から、実用性を重視した文字盤まで数種類用意されています。これまでの文字盤と比較しながら、自分の用途に最もマッチしたデザインを選ぶことが出来るでしょう。
Siriの強化
Apple Watchで使えるSiriが、WatchOS 6で少し強化されます。
今再生している楽曲は何か、新しいトラックを再生するか、SiriによるWEBページの検索を文字盤のトップに表示することが出来るようになります。
電卓などの新アプリが追加
iOSではお馴染みの電卓やボイスメモ、そしてリマインダーアプリがWatchOS 6からApple Watchでも使えるようになります。プリインストールされる形になるので、新たにApp Storeから追加する必要もありません。
健康に関する機能・アプリが強化
新しい健康機能として、運動のアクティブティをまとめる「Activity Trends」や月経周期を把握できる「Cycle Tracking」アプリの2つが追加されます。
「Activity Trends」は、1日の移動や運動時間、および様々な指標を一覧として見ることが出来るアプリです。過去365日のアクティビティが保存され、過去90日間の平均やパフォーマンスの比較を行うことも可能になっています。
その他、聴覚の状態を把握できるノイズアプリも同時にリリース。このアプリを使うことで、今の環境音はどのくらいの騒音が出ているのかをデシベルで表示してくれます。90デシベル以上の音を20分以上計測すると、アプリから通知が届く仕様です。
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